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1989 年度 実績報告書

個別化教育の現状分析とそれを支えるメディア・システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62450088
研究機関大阪大学

研究代表者

水越 敏行  大阪大学, 人間科学部, 教授 (20019409)

研究分担者 田中 博之  大阪大学, 人間科学部, 助手 (20207137)
吉崎 静夫  鳴門教育大学, 教育学部, 助教授 (20116130)
菅井 勝雄  大阪大学, 人間科学部, 助教授 (40000294)
キーワード選択学習 / オ-プン・システム / メディア・ミックス / 認知型CAL
研究概要

(1)中学校における教科内選択学習、教科間選択学習および総合学習という三つの異なる学習場面をとって、それぞれの授業設計、教授ストラテジ-、生徒の個人差の現れ方や学習成果、などを分析してきた。それと共に、上記した三つの学習を成立させるメディア・システムの開発研究をしてきた。デ-タベ-スやハイパ-的な機能を生かしたコンピュ-タ・ソフトと、ビデオとを組み合わせ、新しいメディア・ミックスを実現する方向で。愛媛大学附属中学校、滋賀大学附属中学校、北海道音更中学校などを中心に。
(2)小学校では、前年度に引き続いて、オ-プンスク-ルと低学年生活科の授業分析、個に応じた指導のあり方、メディア支援システムの構築とその効果、などについて研究してきた。愛知県緒川小学校、富山県福光中部小学校、神戸市立湊小学校、岐阜県柳津小学校などを中心に。
(3)前年度からの継続で「チュ-タシリ-ズCALシステム」の構築と評価を継続研究した。バギ-、ゲ-ムのアイディアに基いて構築したコンピュ-タとの対話を通して、小学校2年生の多桁減算を学習していくというシステム。約5年かけて各地で実施してきた実証研究の総決算をした。
(4)小学校4年生に対して交通安全教育の実証研究をした。映像教材を中心に、コンピュ-タのハイパ-機能を生かした自作プログラムと組み合わせ、印刷教材や外部人材(警察官など)も活用した多メディアにより、教材パッケ-ジの開発研究を主眼とした。
こうした一連の研究を持ちより、3年間の研究成果とつなげて、個別化教育とメディア・システムのあるべき姿を討議した。その成果はB5版100ペ-ジ強の報告書にまとめて提出する。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 田中博之: "関連的指導法を用いた単元構成の分析" 大阪大学人間科学部紀要. 15. 235-253 (1989)

  • [文献書誌] 黒上晴夫: "オ-プン方式の授業設計と展開" 授業設計と展開の力量(ぎょうせい). 229-253 (1989)

  • [文献書誌] Sizuo Yoshizaki: "Development of a Model for Teachr's Decision Making." Journal of Japanese Educational Technology. 13ー12.

  • [文献書誌] 水越敏行: "メディア・ミックスを中心に" 視聴覚教育(創立500号記念). 43ー6. 54-59 (1989)

  • [文献書誌] 水越敏行: "選択教科の意義と学習指導" 中等教育資料. 559. 8-15 (1989)

  • [文献書誌] 吉崎静夫: "授業における教師の意思決定モデルの開発" 日本教育工学雑誌. 12ー2. 51-59 (1988)

  • [文献書誌] 水越敏行(編著): "授業設計と展開の力量" ぎょうせい, 361 (1989)

  • [文献書誌] 菅井勝雄(単著): "CAIへの招待" 同文書院, 230 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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