研究課題
一般研究(B)
1.代数多様体および複素解析的多様体の持つ特異点を、種々の観点から研究した。(1)正標数の場合も込めた無限近点の解析(2)トーリック因子の理論的構成(3)非ケーラー多様体の具体例の構成2.保型関数の研究に関連して、ゼータ関数、L関数を構成し、関数等式、留数、特殊値と多様体の幾何学的性質との重要な関連を見出した。3.代数多様体、複素多様体につき次の研究を行った。(1)トーリック多様体の双有理幾何的研究(2)混合標数型の正規交叉多様体を非特異多様体にリフトする問題の研究(3)アフィン代数多様体上のリッチ平担なケーラー計量(4)完全交叉多様体のトレリ問題の研究(5)正則な一般型代数曲面の構成および不変量の解明4.複素領域の群論的研究、リー群や代数群やアフィン・リー環の表現を代数解析的手法を用いて研究した。5.2次元共形場の理論を、数論的代数幾何学の枠組のもとで定式化した。6.国内および海外の重要な研究者達との情報交換や研究交流を積極的に行った。
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