研究概要 |
Cyg.X-3等の特定の天体を追尾し, それらの天体の方向からくるミューオンの時間変化や頻度を運動量を計測しながら観測するのが本研究の目的である. 従って, 本年度は天体追尾装置及び電磁石(Solid Iron Magnet)の設計・製作が主要な目標であったので, 計画通り実施し完了した. 点源追尾装置は稼働させるインターフェイスを製作し, 稼働テストを終了した. 特定の天体に即したプログラムの整備を行えば良い段階に達している. 一方, 電磁石は運動量決定用の位置カウンターが製作テストを完了しないとテストできないので現在製作中である. カウンターの製作と併行して, それらからの読み取りシステムを整備中である. 運動量決定精度やMDM(検出可能な運動量の上限値)の決定は次年度達成させる予定である.
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