研究課題/領域番号 |
62460017
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中島 孝夫 九州大学, 理学部, 助教授 (90037200)
|
研究分担者 |
中村 裕之 九州大学, 理学部, 助手 (70172434)
相良 建至 九州大学, 理学部, 助手 (00128026)
|
キーワード | 偏極重陽子反応 / (d,p)反応 / アナライジングパワ- / 偏極移行係数 / テンソル相互作用 / 重陽子D状態効果 / DWBA解析 / 不変振幅法 |
研究概要 |
本年度の主要な研究計画としては、K^X_X、K^Y_Y、K^Z_Zの測定によって(d,p)反応断面積のスピン反転成分と非反転成分の分離測定を実施する予定であったが、タンデム加速器が不調となり18MeVでの実験が全くできなかったため計画は先送りとして、昨年度までに得られた実験デ-タの解析を進め、テンソル相互作用のみに依存性をもつ新しい観測量を導入しその性質を調べた。また、偏極測定デ-タ収集回路系をさらに完備したものに改造した。新システムは、イオン源、スピンフィルタ-、陽子分析電磁石などの制御をCAMA系に取入れ、コンピュ-タ-制御下での自動測定、モニタ-システムを備えたものになった。 (d,p)偏極移行の研究は、今後もこの整備した実験施設を活用して、^<24>Mg等の新しいタ-ゲットについての研究や上記のP_X成分測定の実現など、より幅広い研究へと発展させる予定である。
|