研究概要 |
電磁加速器を理学部に設置し, 試験運転を行った. その結果安定してm/sから0.1km/sのスピードを得ることに成功した. ランチャーおよび,速度測定システム,ターゲット部の高温炉を設計・製作し, 測温試験・安定性,安全性,ガスコントロールについて調査・検討した. その結果・安全かつ安定に約1000℃まで保持できることが判明した. 天然のかんらん石の高速変形に伴う転位の培殖プロセスについて研究し, 高温では大量の転位ループの形成と, その保持が見られることを見出し, 高温衝突実験による転位の急激な増加とその保持が実延されうることを示した. やや低温での高速変形に伴い転位の双極子が大量に形成されることを天然のサンプル(かんらん石)が観察により明らかにした. このことにより, 実験系で低温度領域から高温度へかけて塑性領域内の転位様式に変化のあることが期待される.
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