研究概要 |
今年度はメタンを燃料に用いて,高圧下でメタン空気混合気の安定な管状火炎を形成させるための実験装置を製作した. まず,光学的測定を可能とするための窓付き高圧型管状火炎燃焼器を設計,製作した. 次に,混合気の圧力,流量,当量比を制御して燃焼器に供給するための混合気供給装置を設計,製作した. 一方,従来の理論研究の延長として,簡単な単一反応にもとづいた理論計算を行ない,発熱による密度変化が流れ場や火炎構造,さらには火炎の安定に与える効果を明らかにした. また,詳細な反応機構にもとずいた数値計算のプログラムの開発も行なっている. さらに, 管状火炎の研究の意義や,これまでの実験的研究,理論的研究の経過と結果をまとめた解説も発表した.
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