1.燃焼実験設備の製作 本年度に研究代表者が東京大学から名古屋大学に異動した。それまでに燃焼実験設備が無かった研究室なので、燃料ボンベ収容のための小屋をはじめ空気、燃料供給装置などの燃焼実験設備の整備を行ない、燃焼実験が行なえるようにした。 2.管状火炎の実験 昨年度購入済の管状火炎の流量制御装置や燃焼器を上記設備に接続して、まず常圧での管状火炎の実験を行なった。これによって、メタン空気混合気と水素空気混合気の火炎の安定範囲を詳細に調べた。また、高圧下での燃焼実験に使用する熱交換器の設計、製作を行なった。 3.数値計算プログラムの開発 詳細な反応機構に基づいた火炎構造の数値計算プログラムの開発を行ない、一次元火炎に適用して火炎構造に与える圧力の効果を検討した。引き続きこのプログラムの管状火炎への適用についての検討をすすめている。
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