1.デ-タ構造指向型プログラム言語処理系の開発 昨年まで研究開発してきたCCFG(Coupled Context-Free Grammar:組文脈自由文法)をベ-スとしたプログラム言語Grampのコンパイラ部を試作した。これで、昨年度試作したインタプリタ部と合わせてGrampプログラムの実行環境が一応完成した。 2.デ-タ構造指向型言語プログラムの変換・合成の研究 (1)Gramp言語に正規表現を許すよう拡張することによって、ある種のプログラムが正規表現デ-タ構造でより明確に表現できることを示した。 (2)あるストリ-ムを出力するモジュ-ルとそのストリ-ムを入力とするモジュ-ルから、その二つのモジュ-ルを合成してより実行効率のよい一つのモジュ-ルとする変換方式を開発した。 (3)昨年度考案したCCFGプログラムの展開/畳み込み変換から属性文法における展開/畳み込み変換を導き出し、それが属性文法のクラスを変えない変換であることを示した。
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