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1988 年度 実績報告書

CAIの文章パタンを読み易く理解し易くする[もやもや理論]の究明研究

研究課題

研究課題/領域番号 62460240
研究機関神奈川大学

研究代表者

末武 国弘  神奈川大学, 工学部, 教授 (40016241)

研究分担者 渡辺 恵子  神奈川大学, 外国語学部, 教授
小池 英一  神奈川大学, 外国語学部, 教授
キーワード教育メディア / 教育測定 / CAI / 文章表示方法 / ニューメディア / 教授法 / アンケート調査 / もやもや理論
研究概要

教育の近代化や高度情報化社会への動きの中で、文字放送やキャプテンシステムなど[文字による情報伝達システム]が使用され始めている。
また、教育界では[CAI]のような学習システムに関心が高まってきているが、ここにも文字情報が多く使われている。
ところが、これまで[情報の送り手側]は、人間が文章を読みとる際の諸条件について、よく考えていないきらいがあった。
そこで、これら[文字情報]の伝達特性をより良くするために、本研究では、文章を表示する際の{文字間隔}{行間隔}に着目して研究を行なってきた。昨年度は、[文字放送]などで提示される短い文章(35文字程度のもの)について、これらの{文字の大きさ(=16DOT)}{文字間隔(=2DOT)}を一定とし、{行間隔}を1〜36DOTまで12種類変化させたパタンについて[読みやすさのアンケートによる調査]を行ない{行間隔}10DOTのパタンが読み易いとの結果を得ている。
そこで、本年度は、長い文章(300文字程度のもの)について昨年度と同様の[アンケート調査]を行い、この場合も{行間隔}10DOTのパタンが最も読み易いとの結果を得た。但し、データの分布状況を見ると、昨年度は分布がかなり広がっていたのに対し、今年度の長い文章の場合は集中しており、特に10DOTより大きい法に分布が広がることが明らかになった。
これらを総合すると、文章の長さにかかわらず{行間隔}10DOTかそれより大きいパタンが最も読み易いことが明らかになった。
本年度は、紙面上にパタンを印刷して測定を行なったが、ディスプレイ面上での測定を行ない、更にアイマークレコーダーを用いてこれらの文章を読む際の視点の動きを測定し、その特性を調べたい。
注:現在、[文字の大きさ][文字間隔][行間隔]を表わす単位は明確に統一されていない。ここでは[DOT]で各々の大きさを表わすことにした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 末武国弘: 電子情報通信学会教育工学研究会. ET87-2. (1987)

  • [文献書誌] 末武国弘: 電子情報通信学会教育工学研究会. ET87-6. (1987)

  • [文献書誌] 末武国弘: 昭和63年教育工学関東学会連合全国大会. 2B08. (1988)

  • [文献書誌] 末武国弘: 電子情報通信学会教育工学研究会. ET88-9. (1989)

  • [文献書誌] 末武国弘: 電子情報通信学会春季全国大会(1989年). A-140. (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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