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1988 年度 実績報告書

機能性近赤外色素の開発と応用

研究課題

研究課題/領域番号 62470035
研究機関長崎大学

研究代表者

秋山 修三  長崎大学, 薬学部, 教授 (50028148)

研究分担者 中辻 慎一  長崎大学, 薬学部, 助手 (90124833)
中島 憲一郎  長崎大学, 薬学部, 助教授 (30039656)
キーワード近赤外色素 / トリフェニルメタン系色素 / 機能性色素 / 近赤外吸収スペクトル / 色素アセチレン類似体
研究概要

1.トリフェニルメタン系色素1__〜.2__〜.3__〜.および4__〜の各種誘導体の合成を更に進めた。その結果、3__〜の系は他の系よりも平面構造が強固に維持されるためか、この系において、近赤外部に吸収帯が大幅に移動することが認められた。現在3__〜の系について合成を進めているが、原料であるケトン5__〜の大量合成が困難であるため鋭意改善中である。2.前年度以降に合成した色素類について各種スペクトルの測定を行なった。2__〜のうちの二、三のものについては、レーザー光励起による蛍光発光を期待したが、発蛍光は全く認められなかった。3.1__〜-3__〜についてPPP-MO計算の精密化を行なった結果、実測値と計算値との間にかなりよい相関性の向上がみられ、これらの色素の微細構造に関する議論に重要な論拠を与えることとなった。4.これらの研究成果の一部については、63年度開催の日本化学会年会(第56春季、第57秋季)、有機構造化学討論会(第20回)、国際物理有機化学会議(西独レーゲンスブルク)および日本薬学会九州支部(九大)にて報告した。平成元年には日化春季年会および機能性色素化学国際会議においても発表を行なうことになっている。さらに本研究に関する発表論文については、昭和62年度に2報、63年度に3報が掲載済みであり、現在、1編を投稿中である。さらに投稿準備中の論文が2編ある。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Akiyama,Shuzo: J.Chem.Soc.,Chem.Commun.710-711 (1987)

  • [文献書誌] Akiyama,Shuzo: Dyes and Pigments. 8. 459-463 (1987)

  • [文献書誌] Akiyama,Shuzo: Dyes and Pigments. 9. 459-466 (1988)

  • [文献書誌] Akiyama,Shuzo: J.Chem.Soc.,Perkin I. 3155-3161 (1988)

  • [文献書誌] Nakatsuji,Shin ichi: Bull.Chem.Soc.Jpn.61. 2253-2255 (1988)

  • [文献書誌] Akiyama,Shuzo: J.Chem.Soc.,Perkin I.

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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