• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1989 年度 研究成果報告書概要

天然放射能・特に隕石中の宇宙線生成放射能の測定

研究課題

研究課題/領域番号 62470037
研究種目

一般研究(B)

配分区分補助金
研究分野 分析・地球化学
研究機関国立科学博物館

研究代表者

島 正子  国立科学博物館, 理工学研究部, 室長 (70113420)

研究期間 (年度) 1987 – 1989
キーワード宇宙線生成放射性核種 / 微量放射能測定 / 青森球粒隕石 / 国分寺球粒隕石 / 清鎮球粒隕石 / やまと-6901隕石 / 質量分析 / ^<87>Rb-^<87>Sr法
研究概要

昨年度本研究費で改良した本館既設の質量分析計を用いて、E3に属する頑火輝石球粒隕石、やまと6901隕石と清鎮隕石中に存在する長寿命放射性核種、^<87>Rb,^<87>Srを測定した。隕石をその構成鉱物成分に分けて各成分中の主成分元素を定量すると共に、上記^<87>Srを質量分析したところ、両隕石とも、幾種類か存在する珪酸塩鉱物から抽出した上記核種はすべて2×10^9年という年代を示す直接上にくるのに対して、硫化鉱物から抽出したものは親核種である^<87>Rbが娘核種である^<87>Srに対して極端に少ない方向に直接から大きく外れること、これら各点のデ-タすべてを足し合わせたもの、隕石全体を分離することなく測定したものは、共に普通の球粒隕石の年代である4.5×10^9年を示す線上にくることを示した。現在、他の長寿命放射性核種対である^<147>Sm-^<143>Ndの測定を行い、両結果を合わせてこの隕石の成因に関する結論を出したいと考えている。
1984年青森県に落下した青森隕石中の宇宙線生成放射性核種の測定は、当時まだ本館に低バックグラウンド放射能測定装置が設置されていなかったので、試料を理化学研究所に持ち込んで測定してもらった。その結果の一部は宇宙線生成ヘリウムやネオンなどの安定希ガスのデ-タと大きな不一致を示し、どうにも納得できなかった。そこで一昨年度本研究費で整備した微量放射能測定装置を用いて測定し直した。その結果上記不一致は解消されたので、現在研究報告をまとめているところである。
これまで続けていた、1986年に香川県落下した国分寺市隕石中の宇宙線生成放射性核種の測定、及び山形大学の高岡宣雄教授と西ドイツマックスプランク研究所のL.Shultz教授に測定を依頼していた宇宙線生成希ガスの測定はすべて完了したので、青森隕石の報告書に引続き、報告書をまとめるために準備をしている。

  • 研究成果

    (15件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (15件)

  • [文献書誌] 鳥越紀子・西村宏・島正子: "An Attempt for the Precise lsotope Analysis Modification of a Compact Type Mass Spect." 質量分析(Mass Spectroscopy). 37. 33-60 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 高岡宣雄・島正子・若林文高: "Noble Gas Record of Japanese Chondrites." Zeitschrift fur Naturforschung. 44a. 935-944 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 矢吹貞代・島正子: "Cosmogenic ^<26>Al and ^<53>Mn in Japanese Chondrites." 国立科学博物館研究報告 E類(Bulletin National Science Museum,Tokyo,Ser.E.). 12. 1-14 (1989)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 矢吹貞代・島正子: "Cosmic-ray resord with spallogenic radio-active nuclides in chond.Aomori & Tomiya." Earth and Planetary Science Letters (投稿中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 島正子・岡田昭彦: "The chondrite Kokubunji:Petrography,Chemical composition and cosmic-ray records." Meteorieics(投稿準備中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 鳥越紀子・島正子: "^<87>Rb-^<87>Sr internal isochron ages of the E3 chondrites,Qingzhen and Yamato-6901." Nature(投稿準備中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] N. Torigoye, H. Nishimura, and M. Shima: "An Attempt for the Precise Isotope Analysis: Modification of a Compact Type Mass Spectrometer." Mass Spectroscopy, 37, 33-60, 1989.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] N. Takaoka, M. Shima, and F. Wakabayashi: "Noble Gas Record of Japanese Chondrites." Z. Naturforschg., 44a, 935-944, 1989.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S. Yabuki and M. Shima: "Cosmogenic ^<26>Al and ^<53>Mn in Japanese Chondrites." Bull. Natn. Sci. Mus. Ser. E., 12, 1-14, 1989.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] S. Yabuki, and M. Shima: "Cosmic-ray Record with Spallogenic Radioactive Nuclides in Chondrites Aomori and Tomiya."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] M. Shima and A. Okada: "The Chondrite Kokubunji: Petrography, Chemical Composition and Cosmic-ray Records."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] N. Torigoye and M. Shima: "^<87>Rb-^<87>Sr Relation found in the E3 Chondrites, Qingzhen and Yamato-6901."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] N. Torigoye and M. Shima: "^<87>Rb-^<87>Sr Age Determination Method for Enstatite Chondrites."

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] M. Shima and M. Ebihara: "Isotopic Composition of Elements in Extra-Terrestrial Materials. I." Mass Spectroscopy, 37, 1-31, 1989.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] M. Shima: "Isotopic Composition of Elements in Extra-Terrestrial Materials. II." Mass Spectroscopy, 37, 195-227, 1989.

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 1993-03-26  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi