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1988 年度 実績報告書

家蚕フィブロイン遺伝子の改変による新しい繊維の育成

研究課題

研究課題/領域番号 62480046
研究機関大阪府立大学

研究代表者

姫野 道夫  大阪府立大学, 農学部, 教授 (10026411)

研究分担者 和田野 晃  大阪府立大学, 農学部, 講師 (40081575)
キーワードフィブロイン / フィブロイン遺伝子 / 絹蛋白質 / 蛋白質工学 / フィブロイン結晶領域 / 融合蛋白質 / β-ガラクトシダーゼ
研究概要

絹フィブロインをより優良な新規な繊維素材,バイオ素材として改良、開発するため、遺伝子操作法を用いて行なわんとするものである。即ち、家蚕フィブロインの特徴的なアミノ酸配列(-Ser-Gly-Ala-Gly-)に加えてより反応性の富んだアミノ酸を付加させることで新規フィブロインに改変しようとした。アミノ酸としてリジンやメチオニンを添加して大腸菌中で発現させる。
昨年度、フィブロイン結晶領域蛋白質発現を検出するために作成したプラスミドp41にフィブロイン遺伝わクローニングしたプラスミドpBmF_6より上記の特徴的アミノ酸配列を有する遺伝子部分を制限酵素PstI及びHhaIで切断して得られる330bpをクローニングし、青色コロニーを得た。その一株である_PFCP86のDNAおよび蛋白質の検出を行なった。さらに、上記繰返しアミノ酸配列を発現させるためDNAシンセサイザーを用いて、(A)-Gly-Met-Ser-Lys-Ala-Gly-Ala-Gla-Ser-、(B)Lys-Gly-Ala-Gly-SerにあたるDNAを合成した。(A)および(B)は3n+1DPにされている。リガーゼ処理に際し、アミノ酸配列が変らないように工夫がされている。(A)および(B)を単独で、(B)ポリマーの先頭と(A)が連結したものをp41に連結した。フィブロイン遺伝子を有するプラスミドpFcp及び、ポリ(B)DNAを有するプラスミドpFMSを大腸菌JM109に導入した。これらのDNAフラグメントはβ-ガラクトシダーゼ(β-gal)との融合蛋白質として発現させた。ブラスミドDNAを再抽出してその大きさを調べたところ、pFCP86は約230bp、pFMS5-29は約30bpDNAとして、また、他のプラスミドを含めて、いずれも小さなDNAに欠失していた。これらの株の抽出液はβ-gal活性を有すると共に、フィブロイン結晶領域蛋白質にははんのうする抗体とも反応した。これらの蛋白質をウェスタン・ブロッティング法で検出したところβ-galより低分子量の所に見い出された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 姫野道夫、神阪敏行、深田哲夫、富畑賢司、丸山真樹子、小松原秀介: 日本農芸化学会誌. 63. 122-123 (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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