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1987 年度 実績報告書

ウシ胎子ー胎盤系の内分泌学的機能の相関が胎子の発育に及ぼす影響について

研究課題

研究課題/領域番号 62480090
研究機関日本大学

研究代表者

武石 昌敬  日本大学, 農獣医学部, 教授 (10059173)

研究分担者 高木 香  日本大学, 農獣医学部, 助手 (50179420)
湯川 真嘉  日本大学, 農獣医学部, 講師 (50107249)
津曲 茂久  日本大学, 農獣医学部, 講師 (80120509)
望月 公子  日本大学, 農獣医学部, 教授 (40011811)
キーワードウシ胎子一胎盤 / 内分泌学 / 胎子発育
研究概要

1.ウシ胎子血中Estrone(E_1)は, Estradiolー17β(E_2)より高濃度で推移したが, 有意な変動はみられなかった.
2.ウシ羊水中のE_1は4ヶ月令ではE_2より非常に高値を示し, 共に低下した. その後再び増加したが, E_2の増加率が高く, 9ヶ月ではE_2と同レベルに達した.
3.母胎盤中のE_1,E_2は,胎令を通し高値で推移し, 9ヶ月では急増した.
4.ウシ羊水中のProgesterone(P), 20αーOHP,17αーOHPの3つの黄体ホルモンの中では, 20αーOHPが最も高く, 17αーOHPとともに一定の変動はみられなかった. 一方Pは, 胎令が進むにつれ漸増する傾向を示した.
5.母胎盤中の黄体ホルモンの中では, 17αーOHPが最も高い値を示したが, 9ヶ月で減少した. 20αーOHPは, 17αーOHPより低値であったが, 妊娠後期で増加した.
6.母胎盤中のPGF代謝産物は, E_1,E_2と同様かなり高濃度に認められ更に, 9ヶ月では急増した.
7.胎子副腎, 胎盤の一般組織, 電顕組織標本を月令ごとに作製し, 観察中である.
8.当初副腎のACTHレセプターの検索を計画し, 数回検討したところ, 材料採取の問題で困難なことが判明したので, 副腎細胞培養法によるホルモン反応をみる方法に変え, 検討中である.
9.交付申請書において, 旅費, 謝金を計上したが, 当初予定した北海道における材料採取が, できなくなったので, 東京都内で採取した関係上, 費目の変更が生じた. さらに担当研究室に, 一般組織観察用顕微鏡のオイルレンズが不備のため, 追加購入した.

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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