研究概要 |
1. クローニングしたFcεR・cDNAをSV40プロモーターとpSV2neoに結合し, T・B・MΦ・NK系の各種ヒト細胞株に導形質転換体を作成した. また, 大腸菌用Vectorにも, このcDN組込み発現させた. 2. 各種形質転換体は, いずれもFcεRと共に性FcεRを産生した. また, NK様細胞株(YT細胞)へ導入したFR・cDNAが自己のILー2R(Tac)と共にILー1αにより発強された事により, Virus成分であるSV40プロモーターと内在ILー2Rプロモーターの活性化機構に共通部分が存在することを示し現在このVirusプロモーターのサイトカインによる調節及びILーグナル伝達機構について解析を進めている. 3. 健常人PBLより, 胞を半精製しin vitroにおいてILー4とB細胞株由来可溶性εRが相乗的にIgE産生を増強することを示した. また, 形質転換体の可溶性FcεRはSDSーpageによれば, そのサイズに多様性がれ, 現在この生物活性及びサイズの多様性のメカニズムについて検討中る. 4. 糖鎖のない大腸菌由来のIgEーFcがFcεRと結合するを示し遺伝子レベルでのアシアロ糖蛋白とのホモロジーにもかかわらずgEとFcεRの結合には糖鎖は必要ない可能性があることを示した. 異なる二つのエピトープを認識するモノクローナル抗体を用いたサンドチELISA法を用い各種疾患における可溶性FcεR量を測定中であまた, この為のモノクローナル抗体の作成も試みている. 6. DNAの共同でマウスFcεR・cDNAのクローニングも試みている. 7.ト株細胞を用いてFcεR及び可溶性FcεRの各種サイトカインによ現調節きこうをCAT遺伝子を用いて解析中である.
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