研究課題/領域番号 |
62480245
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
小椋 力 琉球大学, 医学部, 教授 (60032330)
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研究分担者 |
竹下 小夜子 琉球大学, 医学部附属病院, 助手 (40192166)
宮里 好一 琉球大学, 医学部附属病院, 講師 (50174173)
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キーワード | 事象関連電位 / 精神分裂病 / Dynamic Event-Related To Pography |
研究概要 |
情報処理機能(事象関連電位)と関連した大脳機能の動的解析が可能であるDynamic Event-Related Potentials(DERPT)の開発は、前年度において成功した。そこで本年度は、本法を精神分裂病者の情報処理障害を明らかにする目的で以下の研究を実施した。 対象 精神分裂病者32人(右手きき、31人は未服薬)と性・年齢を対応させた健常対照者32人(右手きき) 方法 odd ball課題を遂行中の事象関連電位のトポグラムを、連続的にビデオテープレコーダーに録画し、必要に応じて再生し、視察的に動画を解析した。 結果 事象関連電位のうちもっとも大きな成分であるP300成分は、健常者の場合、頭頂部・中心部を中心に出現したが、精神分裂病者では、約半数において前頭部を中心に現われた。P300成分とN100成分の出現部の相互関係を調べたところ、健常者では両成分が右半球に出現したが、精神分裂病者では、N100成分とP300成分は異なった半球に出現する者が多かった。この両半に出現する者は、精神分裂病の陰性症状が目立つ者に多かった。 実績 DERPTにより精神分裂病者の事象関連電位の動画を解析したところ、健常者と異なる所見が得られた。この動画を動画処理システムを用いて解析したいと考えている。
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