研究課題/領域番号 |
62480271
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
小玉 正智 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50079836)
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研究分担者 |
谷 徹 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20179823)
柴田 純祐 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50128708)
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キーワード | 敗血症 / シヨック / エンドトキシン / メディエター / ポリミキシン / セリンプロテアーゼ / 坑菌汚性 / 腫瘍壊死因子 |
研究概要 |
PMXーFの固定化はアミドメテル化により行なわれポリミキシン濃度は1〜10mg/mlと方法によって溶液は異なった。固定化に伴う一級アミノ基の減少が少い方法が良いが、平均4個前後であつた。しかし残存アミノ基が滅菌法によりこわれ2.5個程度にまで減少した。アミノ基の数が安定したのと同時に、固定他案度と安定しPL4.5mg/g繊維となった。この材料によるエンドトキシンか解毒能は10mgの濃度の肝血清中エンドトキシンを30分以上低下させた。本材料充換カラムによるE、coli注入敗血症実験ではコントロールが全て1日以内に死亡するのに対し、17ml容量カラムに42gpmxーFを充填して治療実験を行い、有意な生存率を示した。エンドトキシン注入モデル実験では7gのPMXーFであったので糸の量を増せば効果が強力となると考えられた。 エンドトキシンの測定法:市敗のトキシンラー法、New PCA法、トキシノメータにつき検討を行った。 それぞれの方法は水中においてエンドトキシン測定は完全であるが、蛋白含有溶液中において、トキシカラー法やNew PCA法は検体の処理によって回収率が変動した。特に処理湿度に大きく影響された。 また、New PCA法は沈殿蛋白を再溶融して測定するため良好な回収率が得られたが、操作が複雑となった。トキシメータは蛋白沈殿処理が元よりなく、簡便であり、検体処理法を変えることにより優れた回収率が得られた。 消毒滅菌法は残存アミノ基に影響の少ない方法となり121℃30分のオートクレーブ滅菌法を採用した。
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