1988 年度実績報告書

副甲状腺ホルモンに係わるレセプター代謝機構の研究

研究課題

研究課題/領域番号	62480344
研究機関	近畿大学
研究代表者	郡健二郎近畿大学, 医学部, 講師 (30122047)
研究分担者	高田昌彦近畿大学, 医学部, 助手 (70192151) 加藤良成近畿大学, 医学部, 助手
キーワード	P H;抗PTH抗体
研究概要	副甲状腺ホルモン(以下PTH)に上位ホルモンが存在するか否かを調べるために、まず手術により摘出された副甲状腺を用いてPTHに対する抗体による免疫組織化学的に染色を行ない,光顕的によく染まる標本、あまり染まらない標本が存在した。電子顕微鏡的には、rough FRゴルジ装置が発達しており、PTHの合成の過程で、抗PTH抗体に染まるのは分泌顆粒であった。また、同一症例でも分泌顆粒の多い細胞と少ない細胞があり、cell cycleに関係があるものと考えている。このことは、2-color flow cytometryを用いて検討したい。 PTHの単クローン抗体作製は、未だ症例数(細胞数)が不足している。 Photoaffinity labeling法についても結果は得られていない。