研究課題/領域番号 |
62480350
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
佐藤 和雄 日本大学, 医学部・産婦人科, 教授 (80010180)
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研究分担者 |
小島 俊行 埼玉医科大学, 総合医療センター・産婦人科, 講師 (90153535)
竹田 省 埼玉医科大学, 総合医療センター・産婦人科, 講師 (20143456)
木下 勝之 埼玉医科大学, 総合医療センター・産婦人科, 助教授 (80010354)
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キーワード | 受精卵発生 / プロジェステロン |
研究概要 |
受精卵発生の調節機構を知るためProgesterone(P_4)の作用機序を検討し、以下の成績をえた。マウス着床前初期胚のもつ酵素活性を酵素的サイクリング法を用いて測定し、hexokinase(HEX)活性を生化学的な指標として、初期胚の分化を及ぼすP_4の意義を検討した。ステロイド産生酵素3βーoH Steroid dehydrogenaseの特異的阻害剤であるtrilostaneを培養液中に添加し、初期胚自身によるP_4産生を抑制したところ初期胚自身の産生に対するP_4がHEX活性の上昇に何等かの形で関与している可能性が示唆された。P_4初期胚が産生したP_4は、培養液中に分泌されることなく、そのまま初期胚内部で直接利用されていることが推測された。マウス初期胚は自らP_4を産生すること、そのP_4はそのまま核内に移行しHEXをコ-ドするDNAからmRNAへの転写を促進し得ること。その結果HEX酵素蛋白の合成が誘導され、HEX活性の上昇に寄与していること、が示唆されたと考えられる。
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