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1987 年度 実績報告書

骨改造の局所因子による調節

研究課題

研究課題/領域番号 62480371
研究機関城西歯科大学

研究代表者

久米川 正好  城西歯科大学, 歯学部, 教授 (40049367)

研究分担者 池田 映子  城西歯科大学, 歯学部, 助手 (40112643)
羽毛田 慈之  城西歯科大学, 歯学部, 助手 (90164772)
前田 憲彦  城西歯科大学, 歯学部, 講師 (60049418)
キーワード骨茅細胞 / 破骨細胞 / 局所因子
研究概要

62年度内に得た結果は以下のとおりである.
I.MC3T3ーE1に対する作用
(1)ILー1(β)の作用
ILー1(β)は骨茅細胞の増殖を促進するが, ALP活性, コラーゲン合成を抑制すること. しかし, コラーゲンの分解にはとくに影響しない. またILー1(β)はプロスタグランディン(PG)の産生を促進するが, 以上の細胞への作用はPGの産生と別個であることが明らかとなった(文献A).
(2)TGFーβの作用
TGFーβは本細胞を強力に増加させ, またコラーゲン産生を高めるが, ALP活性を抑えることを明らかにした.
(3)その他PGの作用を明らかにした(文献B).
II.ヒト骨茅細胞産生物質の分離
我々はヒト骨組織から骨茅細胞を分離し, その培養上清中からMC3T3ーE1細胞のALP活性を抑える物質を分離, 精製中である(アメリカ骨代謝学会で発表予定)
III.骨吸収への作用
(1)破骨細胞の起源の究明
5ーFU投与マウス脾臓細胞を1.2%のメチルセルロースにILー3を加えた培地で培養することにより茅球を得, この細胞にILー3とVD_3を加えて培養, 多核細胞(破骨細胞)の形成系を確立した(文献C).
(2)ビタミン代謝物の破骨細胞形成の作用
代謝産物の一つであるラクトン体は活性型ビタミンDによる骨吸収を抑制するが, この物質は多核細胞の形成を抑制することによることを明らかにした(文献D).

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Eiko.Ikeda;Masami.Kusaka;Yoshiyuki.Hakeda;Kazushige.Yokota;Masayoshi.Kumegawa;Shozo.Yamamoto: Calcif Tissue Int.

  • [文献書誌] Yoshiyuki.Hakeda;Takahiko.Hotta;Noriyoshi.Kurihara;Eiko.Ikeda;Norihiko.Maeda;Yoshihiro.Yagyu;Mashayoshi.Kumegawa: Endocrinology. 121. 1966-1974 (1987)

  • [文献書誌] Noriyoshi.Kurihara;Toshio.Suda;Yasusada.Miura;Hiroaki.Kodama;Masayoshi.Kumegawa: Not decided.

  • [文献書誌] Seiichi.Ishizuka;Noriyoshi.Kurihata;Shigeyasu.Hakeda;Norihiko.Maeda;Katshumi.Ikeda;Masayoshi.Kumegawa;Anthony W.Norman: Endocrinology.

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公開日: 1989-03-30   更新日: 2016-04-21  

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