研究課題/領域番号 |
62480403
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
外科・放射線系歯学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
榎本 昭二 東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (40013940)
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研究分担者 |
石田 恵 東京医科歯科大学, 歯学部, 助手 (00134734)
名倉 英明 東京医科歯科大学, 歯学部, 助教授 (80013960)
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研究期間 (年度) |
1987 – 1988
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キーワード | BMP / アテロコラーゲン / ハイドロキシアパタイト / デイフュージョンチャンバー / 骨髄 / アガロースゲル / 骨誘導 |
研究概要 |
1.BMPの抽出と精製:牛脱灰骨より塩酸グアニジンにて抽出した画分をゲル濾過クロマトカラム(Sephacryl Sー200HR)、次いで陽イオン交換クロマトカラム(SーSepharose Fast Flow)によって分画した。更にこの画分をヘパリンアフィニティークロマトカラム(Shodex AFーPack HRー894)によって分画した。得られたBMP画分についてSDSポリアクリルアミド電気泳動を行った結果、分子量20〜30Kにスメアなバンドが認められ、分子量の確定はできなかった。現在、逆相高速液体クロマトを用い最終精製を検討中である。2.BMPと複合のための材料の検索:BHPは収量が微量であるためその作用を増強する担体をラット胸部皮下移植実験によって検索した。現在のところアテロコラーゲンが工業的にも大量生産可能であり臨床応用に際して有効な担体と考えられた。3.BMPと複合のための混合形態の検索:アテロコラーゲンーBMP複合体あるいはハイドロキシアパタイトーアテロコラーゲンーBMP複合体をラット胸部皮下に移植する際、それら複合体を凍結乾燥圧縮処理することによって最も優れた骨誘導能が得られ、かつ移植材料の形態付与も可能であった。4.ディフュージョンチャンバーを用いた実験:BMPを骨髄とともにチャンバー内に封入し腹腔内に移植すると軟骨・骨形成が観察された。更に骨髄を倍養したときに得られる骨髄間質由来の細胞を用いた場合でも軟骨・骨形成が観察され、骨髄におけるBMPの標的細胞は血球由来ではなく間質由来の細胞と考えられた。5.In vitroにおける作用:BMP活性の高い画分をアガロースゲル内に包埋培養した筋組織由来の未分化問葉系細胞に作用させたところ軟骨細胞様のコロニー形成が誘導された。同様の軟骨誘導活性は象牙基質にも存在した。しかしゲル内で軟骨を誘導する因子とBMPとの異同には議論があり、今後BMPの精製と付随させて軟骨誘導因子との違いを検索する予定である。
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