研究課題/領域番号 |
62480468
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
根本 和成 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20172760)
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研究分担者 |
西川 純 上越教育大学, 学校教育学部, 助手 (80218130)
庭野 義英 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (50172739)
戸北 凱惟 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20018659)
大悟法 滋 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (20015895)
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キーワード | 生物教育 / 視聴覚教育 / ビデオ教材 / スライド教材 / 影像教育 / 視聴覚器材システム / プレパラ-ト教材 / 理科の指導法 |
研究概要 |
視聴覚器材システム研究の3年目として、この研究成果の概括と、その意義について検討した。本研究費によって購入した視聴覚器材並びに顕微鏡関係の器具を、システム化することによって、授業展開や、その他、児童・生徒の学習指導にどのように活用できるかという、可能性について考察を行った。理科の学習指導には、できるだけ、直接体験をとり入れることが望ましいのであるが、生物教材の中には、なかなか授業展開の中で直接体験が困難なものがある。これについての映像資料を、授業の流れの中にとり入れて、全体をシステム化した指導資料をつくることが目的である。この構想のもとに、初年度及び2年度について、いくつかの実践を行った。次に、実験・観察の指導過程を、実験器具の使用とその解説を含めて、システム化することを計画し、特に顕微鏡の使用の技能の達成をはかる器材システムを構成したが、これについてはかなりの効果が期待できた。また、このときの過程、そのものをビデオ化することによって、児童・生徒の技能面でのつまずきの傾向などを分析する資料も入手でき、今後、この分野での教育研究に活用できることが期待できるようになった。その事例としては、児童の海藻分類の着目傾向などを、観察場面の撮影により、詳細に検討することのできる資料として造ることができた。 その他、科学史などの事例を探究学習にとり入れる授業展開において科学史の実験例を提供するシ-トを作成し、これをあらかじめ、中学校生徒に与えてから、探究の能力を評価したところ、変数の同定などの探究のスキルについて、有効な能力の上昇が得られた実践例などをもとに、進化などの教材についても、新しいシステムを検討・計画している。
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