研究課題/領域番号 |
62490010
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研究機関 | 大阪国際大学 |
研究代表者 |
市村 真一 大阪国際大学, 経営情報学部, 教授 (70029908)
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研究分担者 |
江崎 光男 京都大学, 東南アジア研究センター, 助教授 (60029915)
柴山 守 大阪国際大学, 経営情報学部, 助教授 (10162645)
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キーワード | 計量モデル / 計量経済モデル分析 / 分散型モデル分析 / コンピュータ・ネットワーク |
研究概要 |
アジア・リンク・システム(日本、米国、東・東南アジア地域モデル)を基礎として、モデルやデータ修正、更新による予測と政策効果の分析を迅速に行うことを目的として、一つのコンピュータがある一国以上の計量モデルを扱い、コンピュータ・ネットワークによる統合システムとして世界モデルを解く分散型モデル分析システムの実現方法について研究を進めた。 特に、今年度は昨年度の米国ペンシルベニア大学、神戸大学間の国際ネットワークを介しての分散型計量モデル分析システムの実証実験を踏まえて、ラップトップ型パソコンを複数台接続したローカル・エリア・ネットワーク(LAN)による実証実験を進めた。LANによる分散型計量モデル分、システムのためのアルゴリズムの研究、通信基本ソフトウェアの開発やシミュレーション・システムの開発を進めた。 このLANによる分数型計量経済モデル分析システムの対象となるモデルとしてアジア・リンク・システムを取りあげ、アジア・リンク・システム、時系列データの移植を進めると共に、移植それ自体が自動的に進行可能なようなコンピュータのためのユティリティ関係プログラム群の開発を進めた。これらは研究成果報告書にまとめている。 今後、モデル分析がコンピュータ毎に非同期に実行されることによる通信の衝突回避、効果的データ転送等の実現手法について研究を進め、政策シミュレーションが迅速に実行可能なようなぶんさんがた計量経済モデル分析システムの研究が課題である。
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