1.日本工業倶楽部寄贈資料の整理については、62年度から持ちこされた一部の作業を完了し、さらに、東京大学経済学部所蔵(旧「商業文庫」として独自に収集していたもの)の同種の資料とのジョントリストを完成し、リストを一本化したデータベースを作成した。 また、寄贈資料のうち、戦後分の営業報告書(約140箱分)についても、内容の確認・カード化の作業が11月までにほぼ終了し、その後、戦前分と同様のデータベースの作成を行った。 なお、以上のデータベースについては、フロッピーのレベルで公開可能であり、平成元年度には、東京大学経済学部資料室に常置する予定であるが、ハードコピーについては、計画書に記載した通り、別に大学のプロジェクトとして印刷を検討したい。 2.特定年次の財務データの入力、データベースカゴについては、各企業の決算様式の差異性がはなはだしく大きいため、統一的なフォームの作成(そのひな形作り)に着手した。なお、これに関連して、関連の研究者との意見の交換および、上記1に関するデータの所在についての補完のために、出張調査を行った。
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