研究概要 |
本年度の研究実施計画に記入したように2年目の研究となった。種々の研究集会等に参加し、他の研究者との交流を通して研究成果の早期発表を目標とした。多数の文献が入手出来非常に役立った。佐賀大学で行われた「微分方程式セミナー」と金沢大学で行われた「日本数学会大会」で研究発表を行った。論文としては「Note on the failure rate charac-terization,Bull.Fac.Sci.,Ibaraki Univ.,20(1988),47-49.」が印刷された。さらにこの課題の周辺の研究を続行中であり、論文として集約される予定である。これらのうち主な成果を以下に記す。1階微分方程式x-(t)+Σ^^n__<i=1>p_i(t)f(x ┣D5・D5┫(g┣D2i┫D2(t)))=q(t)x(t)+r(t) (1)を考察する。(1)でp┣D2i┫D2(t),g┣D2i┫D2(t),q(t),f(x),r(t)等に適当な条件が課せられた時 定理.ならば(1)の各解x(t) は振動的か、である。 を得た。他の結果はそれぞれの発表された論文集に記録されている。この定理は米国で昨年発行された本「Oscillation theory of differential equations with deviationg arguments,by Ladde他」の中の結果と関連するものである。
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