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1989 年度 実績報告書

フ-リェ解析の基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62540130
研究機関大阪府立大学

研究代表者

加茂 静夫  大阪府立大学, 総合科学部, 助教授 (30128764)

キーワード連続体仮設 / ハウスドルフのgap / almost coinciding family
研究概要

研究代表者が前年度に変更したままのなで、研究は主に補助的な周辺分野を対象に行われた。
前年度の研究成果として、空間(主に実数空間)の位相的性質に関するものがあったが、今年度の成果は、
1.前年度の研究から興味がもたれるハウスドルフgapに関するもの.
2.ユ-クリッド空間のstrong homotopyについて“non-trivialなhomologyが存在するか?"に関するもの.
の2点にある。
(1.に関して)ハウスドルフgapが与えられたとき、それがfilledされる部分はイデアルをなすが、そのイデアルの性質のいくつかを解明した。
(2.に関して)A.Dow,P.Simon and J.E.Vaughanは、論文:Strong homology and the proper forcing axiomにおいて、
2.1. ある集合論的仮定(dl=w_1)の下で、non-trinialなhomologyは存在する。2.2.別の集合論的仮定(PFA)の下で、non-trinialなhomologyは存在しない。を示し、更に、gapとの関連に言及し、Problemを掲げている。
今年度の成果として、
2.3. 2.1の仮定dl=w_1は、より弱い仮定lb=w_1にすることはできない
2.4. gapとの関連を解明.
を行うことにより、Problemのある部分に解を与え、又問題点をより明確にした。
今年度は、ルベ-グ測度に関する組合せ論的性質の研究も行ったが、ここに述べられる程の成果は得られなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 加茂静夫: "Almost coinciding families and gaps in P(w)" 準備中.

  • [文献書誌] 加茂静夫: "ハウスドルフgapから得られるイデアルに関して" (京都数理解析研究所講究録)予定.位相空間論とその周辺分野の研究. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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