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1987 年度 実績報告書

ヒドロゲナーゼの生物無機化学-高酸化状態ニッケルチオレートの合成とその性質

研究課題

研究課題/領域番号 62540475
研究機関東京理科大学

研究代表者

山村 剛士  東京理科大学, 理学部化学, 講師 (00114702)

キーワードヒドロゲナーゼ / 高酸化状態ニッケル / ニッケルチオレート錯体 / 酸化還元電位 / スクエアピラミッド錯体 / トリポッド型錯体
研究概要

本研究は, 水素取り込み型ヒドロゲナーゼ中の高酸化状態ニッケルの無機化学的側面を明らかにし, 同時にその関連無機化学を豊かにすることを目指したものである. 計画立案したものの内, 当該年度内で得た成果をここに報告する.
1)計画書に第一に挙げた錯体1は合成法を確立し現在X線結晶構造解析を実施中であり(R=14%)今後更にリファインする予定. 他の物理化学的測定はほぼ終えている.
2)計画書中第二の目標に挙げた錯体2はほぼ合成法の確立に成功したが, 極めて結晶化し難く, また酸化およびプロトネーションによりポリマー化しやすいため, 新たに右図2'に示したバルキータイプ錯体の合成を試み, これに成功した. 現在合成法の確立, 物理化学的記載を拡充しつつあり, また結晶成長の条件を検討中である.
3)計画書中第三の化合物であるマクロサイクリックチオールリガンド3の合成は極めて困難であり, 現在休止中.
4)しかしながら計画書に記さなかったが, 以上の化学の延長上に位置するポリデンテートチオフェノレート錯体の合成は順調であり, 既に数種の錯体を得てX線結晶構造解析も良い精度で解いている. 図4.

  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 山村 剛士: 電気化学. 55. 661-663 (1987)

  • [文献書誌] Haroshi Mayamae,and Takeshi Yamamura: Acta Cryst. Section C. 44. IN PRESS (1988)

  • [文献書誌] Takeshi Yamamura: Bull.Chem.Soc.Japan. (1988)

  • [文献書誌] Takeshi Yamamura: J.Chem.Soc.Dalton.

  • [文献書誌] Takeshi Yamamura,Makoto Tadokoro,Koji Tanaka,and Reiko Kuroda: J.Chem.Soc.Chem.Commun.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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