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1989 年度 実績報告書

人間・機械・環境系に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62550186
研究機関日本大学

研究代表者

景山 一郎  日本大学, 生産工学部, 助教授 (10120403)

キーワード人間・機械・環境系 / 二輪車 / ドライビング・シミュレ-タ / 操縦性・安定性
研究概要

本研究は人間・機械・環境系、特に機械系を二輪車とした場合の解析の有効手段であるシミュレ-タ製作の基礎資料作成のために計画された。本年度はシミュレ-タ本体の画像作成及び官能評価等の資料作成のため実施された。交付申請書の実施計画に示した内容に沿って記載する。
1.車両挙動の演算と画像作成について
本研究では簡易型ドライビングシミュレ-タを作成し、これを用い検討を行なった。その構成は画像投影部のビデオプロジェクタ、演算処理部のパ-ソナルコンピュ-タ、及び搭乗部よりなる。搭乗部からの入力(ハンドルトルク、ロ-ル軸回りモ-メント)をA/D変換し、その値を入力として運動方程式を解き、その結果から画像作成を行っている。車両運動計算をも含みこの全体を制御するプログラムは将来の拡張性を考慮してC言語で記述した。画像はサイクル速度を上げるために線画(力→車両の運動計算→画像作成)には現在約71ms(毎秒14画面)程度かかるが、8名による官能試験の結果作画速度に関する問題は特に指摘されない程度の連続画が得られた。
2.シミュレ-タ本体の制御について
車両の運動演算結果に応じて、被験者に与える模擬加速度をシミュレ-タ本体を傾斜もしくは移動させ作り出す必要がある。本研究では実車走行実験を行い被験者が受ける加速度を明らかにすると共に、前後方向及び横方向における運動開始時点の瞬間回転中心を求めた。これによりシミュレ-タ本体制御用の基礎資料が得られた。
尚、当初シミュレ-タ本体を可動させ官能評価を行う予定であったが本年度の研究では固定型の簡易シミュレ-タによる検討にとどめ、今後の課題とする。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 景山一郎,桜井健典,寺嶋宏太郎: "人間・二輪車系の運動特性と各種制御入力について" 日本大学生産工学部報告. Vol.22,No.2. (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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