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1988 年度 実績報告書

高性能PWMサイクロコンバータの開発

研究課題

研究課題/領域番号 62550214
研究機関豊田工業高等専門学校

研究代表者

岩田 幸二  豊田工業高等専門学校, 校長 (80126838)

研究分担者 大熊 繁  名古屋大学, 工学部, 助教授 (40111827)
キーワードPWMサイクロコンバータ / 直接周波数変換 / 高効率運転 / 小形・軽量化
研究概要

PWMサイクロコンバータは、交流から交流へ直接周波数変換を行うサイクロコンバータにおいて、PWM(パルス幅制御)を行うもので、次の特徴をもつ。
(1)エネルギー蓄積要素をもたないため、小形・軽量化が可能となる。
(2)入出力間に直列に入る素子数が少ないため、高効率となる。制御が複雑となる。このPWMサイクロコンバータにおいて、63年度の計画は、(1)出力電流正負切換え方法を確立すること、
(2)入力電圧不平衡時の制御方法を確立すること、
(3)(1)と(2)を用いて、出力電圧制御と入力電流制御を閉ループで行うこと、
(4)実用化への問題点を検討することであった。これに対する研究実績を次に示す。
(1)出力電流制御は、出力電流を検出し、出力電流指令と共に制御要素に入力することにより、出力電圧指令値を作るものとした。
(2)制御要素には、予測制御を主体とした制御を行い、補助的にPI制御を用いた。
(3)出力電流正負切換えを電流検出を行うことにより完成した。その結果、電圧波形と電流波形の改善がみられた。
(4)これらを用いて、出力電流制御を行った結果、過渡的に少し振動は見られたものの良好な制御特性がえられた。
(5)入力電圧不平衡時の制御法は、開ループいで実現することができた。
以上の結果を、投稿中であった電気学会の論文に付加し、論文が掲載となった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 岩崎雅巳: 電気学会論文誌 D. 109. 82-89 (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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