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1988 年度 実績報告書

3眼視と明度変化を利用した密なる3次元情報の獲得

研究課題

研究課題/領域番号 62550266
研究機関大阪大学

研究代表者

谷内田 正彦  大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (20029531)

研究分担者 辻 三郎  大阪大学, 基礎工学部, 教授 (60029527)
キーワードコンピュータビジョン / 画像処理と理解 / 3次元情報の獲得 / 三角測量の原理 / 両眼視 / 三眼視
研究概要

本年度は曲面を含む物体(曲面体と呼ぶ)の3次元情報を得る手法の研究を行った。
曲面体の見かけの境界は2種類に分けることができる。一つは面と面とが物理的に交わってできる境界(稜線と呼ぶ)で、もう一つは、円柱の側面のように、ある視点から観測した時にできる曲面の端(先端線と呼ぶ)である。物理的なエッジである稜線の3次元情報は、昨年度開発した3眼視により三角測量の原理を用いて得ることができる。しかし、先端線の所では、各画像における先端線が物理的に対応していないので誤差が生じる。ところが、先端線の所では、一つの画像のみで、面の3次元的な向きを一党に決定できる。すなわち、そこでは面の向きは視線に対して直角で、かつ画像上の境界線に対して垂直である。
したがって、いずれの境界線についても上で述べた方法により、3次元情報を得ることができるが、そのためにはまず、今注目しているエッジ点が稜線上の点か、あるいは先端線上の点かを識別できる必要がある。この境界点の分類を3眼視の手法を改良した方法で行い、曲面体の境界点の3次元情報を得た。
こうして得られた境界点の3次元情報を出発点として、Shape from shadingの手法を用いることにより、物体表面の3次元情報を求めることも可能となる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 鈴木薫: 電子情報通信学会論文誌D-II.

  • [文献書誌] 木村一郎: 電子情報通信学会誌.

  • [文献書誌] 萩尾健一: 電子情報通信学会誌.

  • [文献書誌] 来海雅俊: 信学会、パターン認識・理解研究会技術研究報告. 88. 13-20 (1988)

  • [文献書誌] 谷内田正彦: "画像処理から画像理解へ" 人工知能学会誌, 7 (1989)

  • [文献書誌] 藤井克彦 編: "機械の知能化" 日刊工業新聞社,

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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