研究課題/領域番号 |
62550325
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
外山 嵩 大阪府立大学, 工学部, 講師 (20081391)
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研究分担者 |
西村 ミチコ 大阪府立大学, 計算センター, 助教授
岸 光男 大阪府立大学, 工学部, 講師 (00145814)
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キーワード | 需要予測 / 産業連関分析 / システム・ダイナミックス / モデリング / 最適化 / 神経回路モデル / 概念クラスタリング / 海上輸送 |
研究概要 |
この研究の目的は、船舶の初期計画の最上流情報である地域間輸送需要についてその構造を分析し海上輸送需要予測に適した方法論について研究するとともに、輸送システム計画の最適化を含むシステム設計法を考究することにある。このため、2ケ年計画のもとに以下の事項に関して研究を実施した。 1.地域間輸送需要の構造分析とモデリングについての最適な手法の選択・確立。 2.上記に関連して、専用データ・ベースの検索・解析手法の開発。 3.海上輸送システム計画の最適化モデルの作成とシミュレーションの実行。 昭和63年度は、計画の第2年次であり、以下の事項について具体的に作業を進め、成果を挙げた。すなわち、 a.地域間輸送構造分析と需要予測のための社会・技術データ・ベースの検索・解析手法として概念クラスタリングの簡易手法を開発した。 b.海上輸送システム計画の核となるVRPを定式化するとともに、人工的な神経回路モデルによる最適化手法の提案を行ない、その有効性を検証した。 また、当初予定していたインドネシア東ジャワ州近海への提案手法の適用は計画期間内に終了するには到っていないが、近日中に計算を終了し結果の研究発表を予定している。 尚、補助金備品費で32ビット計算機用CRT、数値演算プロセッサを購入し、数値計算に使用した。また研究テーマに関する資料調査、研究会出席に旅費を使用した。
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