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1988 年度 実績報告書

流域の流出物理特性推定のための水質情報の利用

研究課題

研究課題/領域番号 62550372
研究機関山梨大学

研究代表者

竹内 邦良  山梨大学, 工学部, 教授 (50016672)

研究分担者 坂本 康  山梨大学, 工学部, 講師 (80126648)
キーワード流出物理特性 / 水質情報 / 流出成分分離 / 水みち流れ
研究概要

本研究では、流域の流出物理特性推定に水質情報を利用できるか、さまざまな対象について検討した。
本年度は特に、水みち流れに代表される不均一な流れの流出物理特性を水質情報により解析した。
1.構造的水みち流れについて
水みち部の両側にガラス・ビーズ層、土壌層のマトリックス部がある装置でトレーサー移動実験を行い、マトリックス部粒径、トレーサー種、トレーサー濃度がトレーサー移動に与える影響を明らかにした。これにより、マトリックス部構造が水質情報で推定できることを明らかにした。
2.非構造的水みち流れについて
不飽和ガラス・ビーズ層でトレーサー移動実験を行い、トレーサー移動は水の存在するところで均一に起こっているのではないことを示した。これにより、水みち流れ部の構造が水質情報で推定できることを明らかにした。
3.二層斜面からの流出について
不飽和二層ガラス・ビーズ斜面でトレーサー移動実験を行い、トレーサー移動経路を説明するためには二層の境界を横切る流れを扱うための特別なモデルが必要なことを示した。これにより、境界付近の薄い層の構造が流量を決定していることを明らかにした。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 坂本康: 第32回水理講演会論文集. 128-130 (1988)

  • [文献書誌] 武冨幸郎,坂本康,竹内邦良: 土木学会第43回学術講演会概要集. 116-117 (1988)

  • [文献書誌] 坂本康,武冨幸郎,竹内邦良: 土木学会第43回学術講演会概要集. 118-119 (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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