研究概要 |
1.東京地区の調査・分析 東京を対象として、既成市街地内において、典型的な開発尺度を有すると考えられる地区、6地区(赤坂、日本橋、銀座、本郷、浅草、番町)を選定し、そこにおいて、対象地区の1/2,500の縮尺の地図の上に50m間隔のグリッドをかけ、その交点上に最も近い屋外空間に立って、現地の景観写真を撮影するというフォトグリッド調査を行った。 調査の結果、6地区726ポイントについて、写真サンプルを収集し、その取りまとめを行った。そして東京の6地区に関して、その特色を整理した。 2.東京・名古屋の調査比較分析 東京及び、前年度実施した名古屋地区について、各々のフォトグリッド写真の結果と比較し、その違いについての検討を加えた。 写真調査の結果について、今年度の東京の調査結果と、名古屋の結果についてその各々の特徴を整理し、11地区のもつ性格の違い、空間的スケ-ルやテクスチュアの違いによって、都市空間の開発尺度としてどのような違いが考えられるのかを検討した。 なお、今回の結果については、今年度建築学会大会において報告の予定である。
|