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1987 年度 実績報告書

「和」と「洋」の建築に関する深い知識を兼備した建築家木子幸三郎に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62550447
研究機関東京工業大学

研究代表者

藤岡 洋保  東京工業大学, 工学部, 助教授 (40100987)

キーワード日本近代建築史 / 伝統 / 和風建築 / 洋風建築
研究概要

昭和62粘土には, 資料が保管されている東京都立中央図書館や藤岡の研究室でa)資料カード作成, b)コンピュータへのデータ入力, c)資料の整理, d)木子清忠氏への聞き取り調査, の4つの作業を行なった. 以下にその概要を述べる. まず, a)「資料カード作成」であるが, 資料をチェックして必要事項をカードに書き取る作業は完了した. その結果, 資料総数は約1万1千点であることが判明した. その中の1, 102点は写真資料であり, 残りのほとんどは図面である(その他には手紙やメモ・構造計算書などがある). このカードをもとに, b)「コンピュータへのデータ入力」を開始した. データベースにはμCOMOSを用い, データ量が多いのでハードディスクに記憶させることとした. ハードディスクはランドコンピュータ社製のものを購入し, アルバイトを使って入力作業を行なった. その結果約8千点のカードのデータの入力を済ませることができた. この入力作業と平行して, c)「資料の整理」を行なった. 先述のように, 当該資料の多くは図面であるが, その中にはどの建物のものか, あるいはある建物のどの部分を示すのか, 計画案なのか最終案なのか, わからないものが多い. しかもその多くは作成年代の記入がない. したがって, 資料のひとつひとつを慎重に検討し, 建物名や作成年代を推定するとともに, 資料のならべかえを行なう必要がある. 今年度はこの作業を約2千点の資料について完了し, あわせてコンピュータに入力されたデータの修正を行なった. これらの作業のほかにd)「木子清忠氏への聞き取り調査」として, 木子清忠氏(木子幸三郎の子息)から幸三郎が設計した建物のこと, 施主のこと, などについて伺い, 研究を進める上で有益な知見を得ることができた. c)の作業が困難で, 予想以上の時間と手間がかかっている他は, ほぼ予定通りに進行していると考えられる.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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