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1987 年度 実績報告書

不斉誘導重合による光学活性ポリマーの合成

研究課題

研究課題/領域番号 62550675
研究機関愛媛大学

研究代表者

田中 耕一  愛媛大学, 工学部, 講師 (10116949)

研究分担者 森 浩司  愛媛大学, 工学部, 助手 (70174365)
キーワード不斉誘導重合 / 光学活性ポリマー
研究概要

メチルm-トリルホスフィン酸メチル(1__〜)をエチニルマグネシウムブロミドと反応させてラセミ体のメチルm-トリルエチニルホスフィンオキシド(2__〜)を合成した. 2__〜を(-)-ビスーβ-ナフトールと包接錯体を作らせて(+)-2__〜〔〔α〕_1+33.0°(THF)〕を得た. (+)-2__〜を水素添加によりビニルホスフィンオキシド(3__〜〔α〕_D+111°(THF)〕に誘導した. (+)-3__〜を以下の2通りの方法で重合させて, 光学活性ポリマー(4__〜)を得た. まず, nBuLiを重合開始剤に用いると, 〔α〕_D-15.0°(MeOH)の旋光度をもつ光学活性ポリマー((+)-4__〜)が得られた. 一方, nBuMgBrを開始剤に用いると〔α〕_D-11.0_°(MeOH)の旋光度をもつ光学活性ポリマー((+)-4__〜)が生成した. 今後, 4__〜を5__〜に誘導し不斉配位子としての性質等を調べる予定である. 又, 不斉重合に及ぼる開始剤の効果についてもより詳細に研究する.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Fumio Toda: J. Org. Chem. 53. 308-312 (1988)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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