Middle Wall層上に存在する擬結晶構造体に関する三次元解析 B.brevis47よりファージC7耐性株として得られたOuter Wall(OW)層欠失株47ー57からMiddle Wall(MW)層を調製し、酢酸ウラニルで負染色後、グリッドをO°から78°まで傾斜させて撮影して得られた電子顕微鏡像を画像処理する事からMW層の三次元構造を再構築した。MW層は特微的なドメイン構造を有するサブユニットから構成され、core domainは六回転対称上に配置してporeを形成していた。また、connective domainは三回転対称上に配置してサブユニット間の結合に関与していた。MW層に観察されたporeは完全にMW層を貫通しており、他のS-layer構造中に観察されているporeと異っていた。
|