本年度は昨年度に引き続き、スポローゲン-AO1の合成法の検討により効率化に成功し、この一連のセスキテルペンの骨格を持つものの大包合成が可能になった。スポローゲン-AO1(デオキシフォメノン)については生物活性を検討中である。 ギガンテノンとエピギガンテノンの光金分離に成功し、これらの生物活性が検討され、エピ体にも天然物の60〜70%の活性があることをはじめて見い出した。 その他関連のフォメノン、フォゼオリノンおよび異性体の調整が可能になっており、今後これら関連セスキラルペン類の生物学研究のために供給が可能になってきた。
|