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1987 年度 実績報告書

小型林内運搬車用簡易作業路の開発及び保全における制限要因に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62560155
研究機関愛媛大学

研究代表者

伏見 知道  愛媛大学, 農学部, 教授 (00036310)

研究分担者 青野 忠勝  愛媛大学, 農学部・附属農業高等学校, 教諭
井上 章二  愛媛大学, 農学部, 助手 (30142342)
キーワード林内作業車道 / 簡易作業道 / 林地保全と裸地率 / 路面変形 / 斜面構造
研究概要

小型林内作業車道の高密度開設例について, 路線構造を実測分析し, 林業生産の基礎設備としての安定的維持と周辺林地の保全を前提に, 小型林内作業車道の開設時における制限要因を考察した. 実測地は愛媛県久万町内民有地7.06ha, 平均傾斜30度, 結晶片岩風化土上スギ人工林で, 小型林内作業車道2147m(303m/ha)が開設されている. 昨年度の実測結果を基に, 更に157点の路線横断測量を実施し, 次の点を明かにした.
1.路体の横断構造は, 幅員1.2〜3.0m(1.6±0.3m), 盛土高0.1〜1.6m(0.8±0.3m), 盛土勾配3.00割〜垂直(0.91±0.54割), 切土高0.2〜2.6m(1.0±0.4m), 切土勾配2.00割〜垂直(0.68±0.32割)で, 道路敷全幅は1.8〜5.6m(2.9±0.4m)であった. 曲線部や隣接林道に直結する幹線部分上の分岐部では, 幅員1.8〜3.0mであった. 直線区間の一分に幅員拡大例があるが, 路肩のずれによるものである.
2.のり面形状は, パックホウーによる切りっぱなしのため, 高さ1m以内だが8分以下の急勾配区間が多く, 切土のり尻車道端に集積崩土がある. 切り土面の崩れは2ケ所(幅2.0×高0.8m)あった. 垂直盛土面は, 急勾配地山部で間伐丸太利用の柵工を用いているためである.
3.路面変形は, 走行車輌のわだち痕と侵食に起因し, 最大深20cm幅120cmであった. 下降中積載作業車の右側路面で変形が大きく, 分岐曲線部で著しいが, 特に林道に直結する幹線部で目立ち, 補習がなされた.
4.裸地率は, 当初8.0%が, 植生侵入により2.7%に減少した.
5.開設時制限要因に, 縦断勾配の平均10度, 最大24度, 幅員1.4〜2.0m, 盛土は最高1.2mで最小勾配1割, 切土は最高1.5mで最小勾配7分程度が考えられた.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 伏見知道: 愛媛大学農学部演習林報告. 25. 23-44 (1987)

  • [文献書誌] 伏見知道: 愛媛大学農学部紀要. 32. (1988)

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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