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1987 年度 実績報告書

瀬戸内地域における水資源の有効利用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62560235
研究機関香川大学

研究代表者

西山 壮一  香川大学, 農学部, 教授 (80036045)

研究分担者 大槻 恭一  香川大学, 農学部, 助手 (80183763)
鈴木 晴雄  香川大学, 農学部, 助教授 (00036089)
キーワード水資源 / 渇水 / ドリップかんがい
研究概要

香川県多度津における約90年にわたる降雨観測資料を統計解析し,本県における渇水の特性を明らかにした. 昭和53年には, 香川用水が完成し, その効果を論じ, 讃岐本土では山間部を除き, 水不足から解放されていることを述べた. しかしながら, その恩恵を受けていない小豆島等の島しょ部では, 依然として水不足であり, その解決が強く望まれていることを指摘した. さらに, 水資源の開発およびその有効利用について, 小豆島を研究対象地域に選定し, 現地調査を行った. 特に香川県農業試験場小豆島分場においては, 菊に対するドリップかんがい試験の現状を知ることができた. また, ドリップかんがいの研究において, 今後解決すべき問題を明らかにし, 今後の課題を提示した. 一方, 実験室においては, ドリップチューブの水理実験を行い, 設計に必要な資料を得た. さらに, 新しい考えに基づく設計法を提示し, 他大学教官との討論を行い, 学会論文に投稿した.
その他得られた成果は次のとおりである.
(1)マイクロチューブを用いたドリップかんがいにおいて, 水滴発生が容易にわかる判定図を提示し, 設計に便ならしめた.
(2)均等配水が可能なラテラルの長さを大きくし, 且つ施設費が最も低廉となるシステムの設計法を論じた.
(3)傾斜地畑の環境評価について検討し, 全天日射量と散乱日射量を実測し, 日射量を直達日射量および散乱日射量に分離する方法を求め, 従来の研究成果と比較検討を行った.
(4)同一深さにおける地温のバラツキと, 地温の評価を行った.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 西山壮一, 弥永孝一: 砂丘研究. 34-2. 1-6 (1987)

  • [文献書誌] 西山壮一, 弥永孝一: 農業土木学会誌. 5-4. (1988)

  • [文献書誌] 長智男, 西山壮一: 農業土木学会論文集.

  • [文献書誌] 長智男, 西山壮一: 農業土木学会論文集.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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