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1987 年度 研究成果報告書概要

アンギオテンシノーゲン及び同mRNAのラット肝細胞内局在とその個体発生

研究課題

研究課題/領域番号 62570003
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 解剖学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

内山 安男  筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (10049091)

研究分担者 宮崎 均  筑波大学, 応用生物化学系, 講師 (40183636)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
キーワードアンギオテンシノーゲン及び同mRNAの肝細胞内局在に関する研究 / 肝細胞 / アンギオテンシノーゲン / mRNA / 免疫組織化学 / insitnハイブリダイゼーション / 日周リズム
研究概要

成熟ラクトを用いて, 62年度の研究を遂行した. 光学顕微鏡レベルでのアンギオテンシノーゲン(ANG)の局在に関しては, 凍結乾燥エポン包埋標本で, 脱エポン後, 抗ANG抗体を用いて免疫染色を行った. この方法では, 切片が薄いため(0.5-1μm)通常の顕微鏡では観察しにくいが, 本年度の科学研究費により購入した1マルスキー微分干渉セットを現有する顕微鏡に取り付けることにより, 非常に改造力の良い像を得ることが出来るようになった. この方法で, 正常例と, 腎摘出コルヒチン処理ラットより得た例とを比較した.
結果および検討中の課題は下記の点である.
1.正常例では免疫反応が弱く, ほとんど細胞内局在を認め得なかった.
2.しかし, 24時間内の6時点で, 肝の凍結乾燥標本を作成し, ANG免疫反応を施してみると, 暗期の終りから明期の初めにかけて, 反応陽性物質が増加することが分った.
3.細胞内局在に関しては, 現在検討中である. 電子顕微鏡レベルの免疫反応では, 像の保存性を考え, 金コロイド法を用いて行っているが, 反応が弱く, 一定した結果が得られていない. 現在, さらに反応の特異性を持たせる目的で, ラットANGを精製し, 単クローン抗体を作成中である. また, 本学にペプチド合成機が本年度中に入る予定であることから, ANGの部分合成ペプチドを作成し, この単および多クローン抗体を作成することを検討中である.
4.ANGmRNAの局在については, PEG標本, 凍結切片-パラフォルムアルデヒド固定標本のいずれでも, ANGmRNAのシグナルを得ることが出来た. 正常例では銀粒子の沈着は極く少なく, 腎摘出により多少増加することが分った. しかし, cDNAプローブを用いると非特異反応も多い. 現在, 合成プローブを作り, cDNAを使用する場合と, また, 3H標識dTTPと^<35>SdCTP標識とではどちらが良いか検討中である.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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