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1989 年度 実績報告書

筋細胞におけるアセチルコリン受容体の分布の制御

研究課題

研究課題/領域番号 62570013
研究機関琉球大学

研究代表者

石川 裕二  琉球大学, 医学部, 助教授 (20110299)

キーワード筋肉 / 神経 / 受容体 / アセチルコリン受容体
研究概要

サカナ、カエル、ヘビ、ニワトリ、ラット、マウス、ネコ、ヒト、の骨格筋におけるアセチルコリン受容体(AChR)の分布を調べ、系統発生学的な研究を一応完結させた。そのうちの幾つかの種に関しては、神経切断実験および神経移植実験を繰り返し、次のような結論を得ることができた。
(1)筋肉それ自体、すなわち神経支配がない状態におかれると、筋肉は自律的にAChRを豊富に作り出す。この余計なAChRは筋細胞上に特別な形で多数円形に分布するのが普通である。
(2)神経には筋細胞の接触部位のみにAChRを分布させる作用がある。つまり、神経は上述の円形のAChRを消失させる一方、接触部位にAChRを集める、という二重の役割を果している。
以上のように、筋細胞のAChRの分布は神経の二方向的な制御をうけていることを明かにした。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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