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1988 年度 実績報告書

いわゆるfalse mycosisの病理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570148
研究機関北里大学

研究代表者

奥平 雅彦  北里大学, 医学部, 教授 (50050331)

キーワード真菌感染 / 真菌類似小体 / false mycosis
研究概要

本年度はfalse mycosisとして約150例の標本を募集し、ヘマトキシリンエオシン染色、PAS染色、Grocott染色、Gram染色、Elastica van Gieson染色 MalloryのAZAN染色、Berlin・blue鉄反応、Kossaの石灰反応をルーチンとして行ない、真菌類似小体の形態および染色性を検討した。
そして、アルダクトン小体、円形の硝子様小体、ラッセル小体、石灰沈着、血液由来の色素と思われる類晶体、類澱粉小体、縫合糸、血管内注入物質、組織標本作成過程における微生物汚染等について検討した。
病巣内に存在する病原真菌は常に明確な輪郭と構造をもっている。また、真菌がヘマトキシリン・エオシン標本で観察される場合には細胞壁がやや濃染し、細胞形質が濃染し、エオシンに濃染することは例外的である。このような真菌の染色性と共にGrocott染色で染まるものは真菌類似小体では例外的であることを確めた。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 奥平雅彦: 真菌誌(日本医真菌学会々誌). 29. 7-12 (1988)

  • [文献書誌] 山田伸次,奥平雅彦: 日本臨床(1988年増刊号). 46. 812-817 (1988)

  • [文献書誌] Okudaira,M.;Kume,H.: "Current Problems of Opportunistic Fungal Infections" Chiba University., 123-126 (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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