研究概要 |
自己免疫病, 特に全身性エリテマトーデス(SLE), ベーチェット〓〓多彩な神経症状をともなう〓〓が知られている. 神経症状の合併はその患者の〓後に重要な意味をもつ. われわれは抗糖脂質抗体の存在と, 自己免疫病患者の神経症状の関連性を報告して来た. (J(I,1980). 今回我々は, 抗糖脂質抗体の検出法として, 今まで利用していたimmunofloc〓〓lationに加えて, 新らたに ELISA法 Thin-lager chromatogr〓p〓(TLC)immunostaining法を開発した. i)酸素抗体法(ELISA法) 精製した糖脂質(asialoGMI)を〓〓〓 1mlの濃度でポリスチレンプレートに coatingし56°C2時間でdrg upする. その後 1%BSA-PBSで3回洗浄後 被験血清を1/150〓〓〓にてwellに加える. 1%BSA-PBSに23回洗浄後, ビオチン化抗ヒト〓M,IGを室温1時間反応させる. その後ペルオキシダーゼ標識アビヂンを30分反応させ, 基質液を加え発色させ, オートリーダーにて読みとる. (ii)TLC-immarostaining シリカゲルプレート(BO-rad)に精製糖脂質をプロットし, 溶媒にて展開した後, 被験血清を反応させる. その後ビオチン化抗ヒトTG IM を反応させ, パルオキシダーガアビヂンの系にて免疫染色法をおこなった. IM.IGclassの抗asialo GM, 抗体の検出が感度良く測定することが出来た. 以上, (i)ELISA法, (ii)TLC免疫染色法を開発し, 抗糖脂質抗体を〓〓グロブリン別に測定することが出来る検出法を今回開発した. この方法をもとに種々の自己免疫病における解析, 特に神経症状を呈する患者との相関性について現在検討をおこなっている.
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