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1988 年度 実績報告書

In situ hybridization法によるウッドチャック肝癌の染色体解析

研究課題

研究課題/領域番号 62570316
研究機関金沢大学

研究代表者

小林 健一  金沢大学, 医学部, 助教授 (70019933)

キーワードウッドチャック肝炎のウィルス / 肝細胞癌 / 染色体異常 / In situ hibridization法 / WHV DNA組み込み部位 / 長腕・短腕
研究概要

ウッドチャック肝細胞癌の発生とWHV DNAの組み込みとの関係を詳細に検討するため、insitu hybridization法を用いて、ウッドチャック肝細胞癌培養株(WH257GE10)について昨年度に引き続き今年度はWHV DVAの染色体の組み込み部位を解析した。
160個のWH257GE10 metaphase Plateについて観測された金銀粒子数1227のうち、第6染色体には110個(9%)、第8染色体には141個(11.5%)の銀粒子の集積が認められ、これらの銀粒子数は統計学的に有意であった。さらに第6染色体では銀粒子110個のうち55個(50%)が長腕部3+3領域(6q33)に集積し、第8染色体では銀粒子141個のうち71個50.4%)が長腕部3-1領域(8q31)に集積していた。その他のサブバンド領域では、いずれも銀粒子の集積は10個以下であった。第6、第8以外の染色体では、銀粒子の有意な集積が認められず、特定のサブバンド領域への銀粒子の集積が認められなかった。なお、個々の培養細胞株についての成績でも、いずれも6q33と8q31の2箇所に銀粒子の有意な集積が認められた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y,Mizuno;K,Kobayashi: International Journal of Cancer.

  • [文献書誌] 小林健一,村上清史,服部信: "癌の臨床分子生物学" メジカルビュー社, 98-104 (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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