研究課題/領域番号 |
62570439
|
研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
堺 春美 東海大学, 小児科, 助教授 (00102830)
|
研究分担者 |
林 秀樹 東海大学, 小児科, 助手 (30189659)
岩崎 弘幸 東海大学, 小児科, 助手 (10184871)
木村 三生夫 東海大学, 小児科, 教授 (80055657)
|
キーワード | インフルエンザワクチン / MMRワクチン / 百日咳ワクチン |
研究概要 |
1.インフルエンザ不活化ワクチン経鼻接種前後の鼻腔スワブ液中のIgA抗体の測定 市販インフルエンザ不活化ワクチンの経鼻接種を行い、接種前後の上気道局所の特異IgA抗体をELISA法により測定した。本法は、鼻腔局所の特異抗体を測定するに十分な感度を有することがわかった。さらに、インフルエンザ生ワクチンの経鼻接種も試み、鼻腔スワブ液の保存を行った。 2.百日咳ワクチン接種前後の血清抗体について 健康小児を対象として、市販百日咳ワクチン接種を行い、血中抗PT抗体、抗FHA抗体をELISA法により測定した。百日咳ワクチンは、1期3回、11期1回の計4回接種されているが、今回の成績によれば、1期は、2回でも十分な抗体上昇が得られることがわかった。このことは、今後の我が国ならびに諸外国における百日咳ワクチン接種方法の改良につながる可能性のある重要な知見である。 3.MMRワクチン被接種者の罹患調査について 東海大学病院において過去10年間にMMRワクチンの接種を行った児について罹患調査を施行中である。ELISA法で得られた抗体価と感染率との相関の有無につき検討する予定である。
|