研究課題/領域番号 |
62570440
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
中西 敏雄 東京女子医大, 循環器小児科, 講師 (90120013)
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研究分担者 |
高尾 篤良 東京女子医大, 循環器小児科, 教授 (70075167)
瀬口 正史 東京女子医大, 循環器小児科, 助手 (50192141)
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キーワード | 心筋 / カルシウム / 新生仔 / 胎仔 / 蛍光色素 |
研究概要 |
カルシウム感受性色素fura-2を用いて胎仔心筋細胞中のカルシウム濃度測定を行った。それによると生理的条件下では新生仔家兎の細胞内カルシウム濃度は nm、28日胎仔では新生仔と同じ、21日胎仔は nmで新生仔より高値であった。21日より早期の胎仔では21日胎仔と同様の高値の値のままであつた。細胞外液のカルシウムの濃度をあげると、細胞内カルシウム濃度は上昇したが、早期胎仔での相対的な高値は同じであった。 電顕でしらべた心筋微細構造は、早期胎仔ではT管、小胞体が存在しなかった。早期胎仔ではカルシウムを細胞内より細胞外へ放出する器官(T管筋小胞体)の発達が悪く、そのため相対的にカルシウム濃度が高くなっていると考えられる。
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