研究課題/領域番号 |
62570476
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
伴野 辰雄 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (50117850)
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研究分担者 |
大場 覚 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (80115469)
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キーワード | 心臓 / MRI / 3次元立体表示 / 3次元立体計測 / wire frame法 / surface reconstruction法 / パーソナルコンピュータ |
研究概要 |
昭和62年度の研究において、心臓の各心房、各心室の自動輪郭抽出は困難であることがわかったが、今年度もひきつづき、可能性を求めて種々検討を続行した。しかしながら撮像時間の制約を考慮した磁気共鳴画像では、やはりS/Nの点からみて自動輪郭抽出は困難であることの再確認をしたような結果となった。用手法による輪郭抽出の方針には変更をきたさない結果となった。voxel法による研究も続行したが、やはりその表示方法において、本年度中ではもうひとつ臨床的有用性を認めるところまでは研究がすすまなかった。Pesonal Computer PC9801VMに磁気共鳴画像を取り込み、これを用手法にて輪郭抽出し、3次元画像を作成するシステム作成には成功した。このシステムを用い、用手法による輪郭抽出にもとづく体積測定の評価をおこなうためにファントム実験を施行した。その結果、最大10%の誤差がみられることが判明した。この結果を考慮に入れて、臨床応用を試みる必要があることがわかった。このシステムでは、wire frame法、surface reconstruction法のcombinationにて3次元立体表示ならびに計測がおこなえるようにした。
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