研究概要 |
1.冠動脈結紮犬で実験的に心室性不整脈の作成し, 心表面マッピング, 心内膜マッピングを行った. なお, マッピングには既存の装置を使用した. 2.実験に際しては体外循環下に, 両心房ベントで左室を空として無血野でのマッピングを心がけ, 最早期興奮部位に対しファイバースコープで可能な手術手技であるレーザー焼灼, 高周波焼灼を行った. この結果心内膜側への焼灼は, レーザーでは無血野手術が原則となるのに対し, 高周波では必ずしも無血野でなくとも可能で, 針プローベの選択により心表面から心内膜を焼灼することが可能であった. 3.高周波焼灼犬の急性期では, 心不全, 不整脈による死亡がみられた.
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