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1987 年度 研究成果報告書概要

ヒト精巣機能の制御機構に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 62570724
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関大阪大学

研究代表者

中村 正広  大阪大学, 医学部, 助手 (70172442)

研究分担者 小角 幸人  大阪大学, 医学部, 助手 (30186639)
奥山 明彦  大阪大学, 医学部, 講師 (20093388)
研究期間 (年度) 1987 – 1988
キーワードヒト精巣 / ラット精巣 / FSH受容体 / LH受容体 / hMG / hCG
研究概要

器官培養下のヒト精巣およびラット精巣にhuman menopausal genadotropin(hMG)およびhuman chorionic gonadotrapin(hCG)を投与した後follicle sumulating hormone(FSH)受容体およびluteinizing hormone(LH)受容体の変化を観察し, これら受容体の制御機構を検討した. ヒトおよびラット精巣組織はそれぞれ前を腺癌患者Wistarラットより得た. hMGまたはHcgをそれぞれ4V/ml, 800/mlの濃度で培養液に加え, 24時間培養した後, 毎日培養液を交換し培養を続けた. 培養開始後1, 3, 5, 7, 14日後に精巣組織のFSHおよびLH受容体をそれぞれ測定し, hMGおよびhCGを加えないコントロールと比較検討した. ヒトのFSH受容体は1日後でhMGを添加していないコントロール値の約40%に減少し, 7日後より再び増加し, 14日後には, ほぼコントロールと同じになった. ラットのFSH受容体は1日後で, ヒトの場合と同様にコントロール値の約40%に減少したが, ヒトより回復がはやく, 2日後より再び増加し始め, 7日後でほぼコントロール値と同じになった. hCG添加によるヒトおよびラットのLH受容体の変化はヒトおよびラットのFSH受容体の変化とほぼ同様な結果であった.
以上の結果より, ヒトおよびラットの精巣FSH, LH受容体はhMGおよびhGの精巣への直接作用によって, down regulationを受け, FSHおよびLH結合部位が減少すると結論された.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 並木幹夫: Clinical Endocrinology. 26. 675-684 (1987)

  • [文献書誌] 並木幹夫: Arch. Androl.

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公開日: 1989-03-20   更新日: 2016-04-21  

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