研究概要 |
1.In vitro, in vivo(ヌードマウス腹腔移植)で分化能が証明された, ヒドEC培養細胞株-NEC14-を用いた. 2.NEC14細胞は10^<-2>M hexamethylene bisacetamide(HMBA)一分化誘導剤-で, 2-3日間処理すると, 100%in vitroで形態的分化が誘導できた. 3.形態的に分化したNEC14細胞の増殖はin vitroで停止し, ヌードマウスへ異種移植できなかった. 4.機能面からの分化は, 1)SSEA-3抗原↓ 2)組織プラスミノーゲ活性化酵素↑の2点が顕著に認められた. 5.NEC14細胞のクローンであるC7細胞を, 10^<-2>M HMBAで3日間処理後, 長期間に渡って増殖してくる細胞をひろったところ, 分化形態に近くしかも継代培養可能なC7H細胞がえられた. 6.このC7H, 細胞は未分化と分化の中間型の細胞と考えられ, in vitroで自然に容易に形態的に分化した.
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