研究概要 |
1.妊娠10日令, 15日令, 20日令のラットより, 子宮, 子宮胎盤床, 胎盤組織を採取. 各サイトゾルを透析, 凍結乾燥後, BALB/3T3 細胞の3H-チミジン取り込みにより成長因子活性を, またChick embryo chorioallantoic membrane assay(CAM法)を用い血管増生因子活性を検討した. 2.その結果, 成長因子活性はそれぞれの日令に認められ, 10日令が最も活性が強い. しかし血管増生因子活性は, 各日令において存在を疑わせるものの明確でない. 3.現在, ゲルクロマトグラフィーおよびHPLCにて試料を精製するとともに, cloned capillary endothelial cellを使用する血管増生因子活性測定法を検討中である. 4.なお, 脈生的に行ったブタ卵巣の成長因子, 血管増生因子の研究にて, ブタ卵巣の内因性成長因子がエストリゲン依存であることを確認した.
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